育児本は2冊だけ読んだ
妊娠中、自分は育児本を山ほど読むものと思っていた(ここで言う育児本とは、しつけ・教育系)。
しかし、いざ読み始めると、幼少期のトラウマがフラッシュバックし、思いの外はかどらず。
https://www.konoutsu.com/entry/2021/02/18/080000
それでも、何とか下記の2冊だけ読み終えた。
2冊とも良書だったので、簡単にではあるが紹介させていただきたい。
①1人でできる子になるテキトー子育て/はせがわわか
内容紹介
テキトーこそ、最高の子育て!
「子どもが自立する!」「イライラしない!」「育児がラクになる!」など、いいこと尽くめ。
世界トップ機関による1000以上の研究から科学的に証明されたテキトー子育てを1冊にまとめました。
タイトルの「1人でできる子になる」に惹かれ、購入した。
自分の人生を選択するに当たって、"主体性"ってすごく大事だと思うのだ。
御年58にして、自分の離婚を親に決めてもらっていた母(毒親)を見ていると特に。
あんな残念な大人には、絶対になって欲しくない。
内容については、あまたの子育てトリビアが、世界トップ機関の論文を根拠に整理されていて、非常に読みやすかった。
著者の勉強熱心さには脱帽である。
一見「逆じゃないの?」と思うものもチラホラ。
目からウロコ落ちまくりだ。
②子育ては心理学でラクになる/DaiGo
内容紹介
「すべての超常現象は科学的に再現できる」を信条に脅威のパフォーマンスを見せるメンタリスト・DaiGoが初の子育て本を。
「一般的な子育て本とは異なり、お母さんの人生をより豊かなものにする心理学も盛り込みました」(本文より)と、子育て中のトラブル、将来設計等を科学的に検証、心理学に基づいてアドバイスを。
これさえ読めば子どもにガミガミ怒らなくてもよくなりますよ。
前々から、「親の背中を見て育て!」型の子育てをしたいと話していた我々夫婦にとって、相性の良い一冊だった。
本書中でしきりに言われている、「親のウィルパワーは子に伝染する」には、大いに納得させられた。
子供に依存して息苦しい思いをさせない為にも、子供とは別個の「自分の生き方」をしっかり確立していかなければと強く感じた。
※ウィルパワーとは、やるべき事が出来るようになる「やる力」、やってはいけない事をやらない様になる「やらない力」、目標を立て、計画的に行動出来る様になる「望む力」の総称。
スピリチュアル的な怪しい力ではない。
いくら知識を詰め込んだ所で、実際に育児が始まれば、思うようにいかない事だらけなのだろう。
そんな事は重々承知である。
それでも、知識があるのとないのとでは、だいぶ心の持ち様が変わる気がする。
私は曖昧な精神論よりも、科学の力を信じたい。
それに、この手の本は単純に読んでいて面白い。
人間とは、脳とは、何て神秘的なのだろう。
知的好奇心が満たされまくりである。
子供が新たな世界に触れ、成長して行く過程を、早くこの目で見たくなる。