煮詰まったら、カモを見に行く
うつ病治療の経過がどうにも芳しくないと、煮詰まってしまう。
思考回路が混線して、途方に暮れてしまう。
これからの人生どうするんだと。
そんな時は、近くの水路にカモを見に行く。
私がカモにハマったきっかけは6年前に遡る。
当時社会人2年目の25歳。
社交性0にも関わらず何を思ったか営業職を選んでしまった私は、案の定完全に煮詰まっていた。
そして「とにかく静かな所に行きたい!誰とも会話をしたくない!電波が届かない所に行きたい!」との思いから、夏休みに一人長野に向かった。
そこで立ち寄った上高地で、カモの可愛さに目覚めた。
まぁるいフォルムのぷくぷくした鳥が、水面をすいすい泳ぐ姿を見ていると、心が浄化されるのを感じた。
以降、カモは私の癒しの象徴である。
そんなことから、今でも煮詰まったらカモを見に行く。
結構どこにでもいるからありがたい。
ぼんやり眺めていると、気づけば思考が整理されている。
さぁあなたも、カモはじめませんか?