この鬱がすごい!

2018年重度のうつ病を発症。必死のリハビリも虚しく、社会からドロップアウト。神経性疾患多数あり。

バッタ食べてみた

遅ればせながら、面白いと評判の前野ウルド浩太郎著『バッタを倒しにアフリカへ』を読んだ。


ただただひたすら最高の冒険譚だった。
フルCGでゲーム化して欲しい。

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バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

内容紹介
バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。
それが、修羅への道とも知らずに・・・。
『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る科学冒険ノンフィクション!

 
"バッタに食べられたい"願望があるヤバいバッタ博士(褒めてます)が、己の全てを賭けてサハラ砂漠に挑む姿に胸が熱くなる。


猛烈に好きな物があるって本当に素晴らしい。
果たして自分は、これほど何かに熱中した事があっただろうか。


加えて本書はバッタ以外の描写も多く、実に様々な事を勉強出来る。
例えば、モーリタニアの文化や貧困問題、砂漠の特性、塩害の恐ろしさ、ポスドクの就職事情などなど。
文章も読みやすいので、普段本を読まない人にもおすすめだ。


読後、私はなんだか無性にバッタに会いたくなった。
サハラ砂漠で大量に群れているバッタ(群生相)は気味が悪いが、日本で適当にピョンピョン跳ねてるバッタ(孤独相)は可愛いくてテンションが上がる。


しかし、今はまだバッタの季節(7~10月)ではない。
どうしたものかと考えている内に、ある結論に行きついた。


そうだ、バッタを食べよう。
観察出来ない代わりに、体内に取り込んでバッタを感じよう。

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日本では昔から佃煮にして食べる文化もある訳だし。
むしろこの機会に食べない方が不自然だ。


そこで向かったのは、高田馬場にあるジビエ専門店『米とサーカス』に併設された、昆虫食専門の自販機『MOG BUG』。

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ラインナップは以下の通り。


・カブトムシ 1,000円
・コオロギ 1,000円
・サソリ 1,200円
・カイコ 1,000円
ゲンゴロウ 1,000円
・バッタ 1,200円
・チョコレートカイコ 1,000円
・チョコレートスーパーワーム 1,000円
・だんごむしの素 900円
クリケットエナジーバー(姿ナシ/オレンジ&レッドベリー) 500円
クリケットエナジーバー(姿ナシ/カカオ&ココナッツ) 500円
クリケットエナジーバー(姿ナシ/ブルーベリー&アーモンド) 500円
・ローストクリケット(BBQ) 800円
・ローストクリケット(ライム&スイートチリ) 800円


チョコレートカイコにも惹かれたが、ここは初志貫徹、バッタを選択した。


※ここからはセンシティブな画像を含みます。
昆虫類が苦手な方は引き返す事をオススメします。


さっそく自宅で、袋から出してみた。
おう・・・これは・・・ちゃんとバッタだ。

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ファーストインプレッションはさすがにキツかった。
干したバッタに塩をまぶしただけの、シンプルスタイル。
素材の味を楽しむタイプだ。

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なんでこんな事になったのだろうと若干後悔しつつも、いざ実食。


これは・・・美味い!
桜エビの干したやつだ!


きっとビールやホッピーに合う!
特に足の部分が美味い!
ずっとしがんでいたい!


旦那にも「桜エビだから」と言って食べさせようとしたが、そこは断固拒否された。
今度お好み焼きにしれっと混ぜて食わせてやろうと思う。