ゴールデンウィークまで耐えろ
4月下旬、ゴールデンウィークまであと少しという頃、私は何かと戦っていた。
やる気はあるはずなのに倦怠感が止まらない。
「頑張らねば!」と「どうでもいい!」が同居している感じ。
今なら分かる、鬱と戦っていたのだと。
というかシンプルに頭が痛い。
前に力説した脳汗(のうかん)理論とかもうどうでもいい。
朝から晩までずーっと頭痛が鳴り止まない。
脳を握力が強い人にぎゅうぎゅう押されてるみたいな感覚。
その後、長いこと苦しめられる頭痛は確かこの辺りから始まった(ちなみに今も頭痛がひどい)。
そして、一日が果てしなく永い。
やってもやっても終わらない。
気づけば会社を出るのはいつも最後。
締めに日誌を書くのだが、何をやったか思い出せない。
色々やった気もするし、何もやれなかった気もする。
「取りあえず、ゴールデンウィークまで頑張ろう」と自分に言い聞かせる日々が続いた。
しかし、カレンダーは一向に進まない。
時空が歪んでいるようだった。
ある日ふと衝撃の事実に気づいた。
私、ゴールデンウィークなんか全然楽しみじゃない。
やりたい事、一個もない。
しばらく何もしない状態になりたいだけ。
なんて後ろ向きなんだ。