鬱だけど「オンライン飲み会」に参加した

友人からの誘いで、ついに私も「オンライン飲み会」とやらに参加させて頂いた。
投薬中の身なので『キリン グリーンズフリー』で乾杯。

結論から言うと、長時間の外出が困難なうつ病患者にとって、非常に快適なものだった。
もう飲み会は全部これでいいんじゃないかと思ってしまうぐらい。

元より、威勢の良すぎる店員も、客のガヤガヤ感も苦手なのだ。
飲めない人が割り勘で損をするのも、倹約家の私には納得いかない。
「この損失分で何回コメダ珈琲に行けただろう･･･」などと考えてしまい、虚しくなる。

それに何よりオンラインは気軽でいい。
今回の飲み会メンバーとは10年来の仲で、学生時代はしょっちゅうつるんでいた。

しかし当然ながら取り巻く環境は変化し、なかなか一堂に会せなくなっていたのだ。
久しぶりに顔を合わせるとすぐに会話が弾み、学生の頃と変わらない空気感に癒された。

こう表面だけを活字でさらうと、仕事に子育てに大忙しなキラキラアラサー集団を想像するかもしれない。
大丈夫、全然キラキラしていない。

元々全員ハガキ職人（ラジオのコーナーにネタを投稿する人）で、ラジオの公開収録で知り合った、ただのラジオ・お笑いオタク集団である。

無料版zoomの制限時間40分が過ぎるとLINEに移行し、放送作家の友人に対して「あの芸人を推してくれ」「こっちもラジオ向きだと思うから使ってくれ」と熱いプレゼン合戦が始まった。

他にも様々なトピックに対して議論に議論を重ねた結果、90分後「何の実績もない芸人くずれが、偉そうに養成所の講師とかやってるから若手が育たない」という結論が出て会は終了した。