もっと文字が読めない
鬱で文字が読めないにも関わらず、カスタマーからのメール対応をこなさなければならない。
そんな大大大ピンチを何とか乗り越えた・・・いや、やり過ごした方法を前回お話した。
しかし、もっと発狂寸前だった仕事がある。
それは、プレスリリースの校正。
作成は上司が担当していたが、当然一人が書いてそのまま「発表ドン!」という訳にはいかない。
仮原稿があがると誤字脱字や「てにをは」などをチェックする必要がある。
場合によっては「もっとこうした方がいいのでない?」といった提言もする。
当然ながら文章の量が全然違う。
大体800文字ぐらいであろうか。
考えてみて欲しい。
数行のカスタマーメールでさえ苦労している私が、そんな文字数を一気に読むことが出来るか?
はい、読めません。
書かれている内容が全く理解出来ません。
私は大いに悩んだ。
悩んで悩んで悩み抜いたあげく・・・・・・・・・
「私の分も頑張ってくれ!」てな具合に他の人に「気持ちの面で」託してしまう事に。
幸いにも文章チェックは複数人でやっていたので助かった。
そうでもしないと、とても自分が保てない。
チームメンバーの皆様ごめんなさいm(_ _)m
ただ、「プレスリリースこのままで問題ないと思いまぁす!チェックオッケーでぇす!いっちょぶちかましちゃいましょう!いぇい!」で毎回終わる訳にもいかず・・・
だって「うさばら氏さん、ちゃんと読んでる?」「ギクッ・・・読んでない・・・」ってなるでしょ?
だからかろうじて出来る事を出来る範囲でやって、ちゃんとやってる感を出す事に。
かろうじて出来る事、それは「ここはお客様なのに、ここはユーザー様になってます。どっちかに統一しましょう!」みたいな小言。
いやはや情けない。
後は、漠然と意味をとらえて多分大丈夫だろうと自分を安心させるしかない。
その際に前回の「文字が読めない対策」に書いた方法を使う。
今回は具体例を使い、もう少し踏み込んで説明しよう。
まず文章を上から下からざっくり目を通したり、全体を眺めたりして、重要と思われる単語をとらえる。
例えば「新機能」「ボタン」「簡単」「切り替え」といった単語だ。
それを自分の中で少しずつつなげて意味を捉える。
上記の例で言えば、「新機能が追加されたから、ボタン1つで簡単に画面を切り替えられる様になったんだ~」といったように。
この時、もう一度文章全体を眺めると上手くいきやすい。
たかが800文字、されど800文字。
今思い出しても、やっぱり発狂しそうだ。