お前が描く「うつ病患者像」に全て当てはまらないとダメなのか?
2年程前に重度のうつ病を発症した。
私の場合、養育環境の問題も絡んでいるので治り辛く、3年目の今でもかなり苦しんでいる。
睡眠障害・不安障害は、うつ病発症前から抱えており、生きづらさは常に感じていた。
こうやって懇切丁寧に説明しても、必ず噴出するコメントの数々。
「本当に重度?たまに出かけたりもしているのに」「私が知っている鬱の知人は歩くことも出来なかった、それよりマシでしょ?」「辛いとか言いながら、ブログ更新は出来てるじゃん!」「笑顔で楽しそうにしてたけどね」などなど。
その度に思う、お前が描く「うつ病患者像」に全て当てはまらないとダメなのか?
寄り添おうとする余地もないのか?
私が"それほど苦しんでいない理由"をなぜそんなに探してくるのか?
心ではなく脳の病気で、風邪ではなく癌みたいなもので、誰にでも起こりうる事象だと認めるのが怖いのか?
たまに出かけるのは症状が軽い時、外に出て楽しいと思える事をした方が鬱のリハビリになるから。
自分より症状が重い人もこの世にいくらでもいるだろう、しかしそれは他の個人の苦しみをないがしろにする理由にはならない。
この世で一番苦しんでいなければ「あなたはまだマシ」とつま弾きにされるのか。
ブログの更新が出来るのは、脳がバグッて「読む」「聞く」「覚える」「会話する」は困難になったが、「書く」だけはかろうじて可能だったから。
自分が出来る事を少しずつやって、自信をつけたかった。
笑顔で楽しそうに見えるのは、私が「微笑み鬱」を極めているから。
迷惑かけない様にと必死に元気を取り繕っていたのが、後に鬱を信じてもらえない一因となるとは、何と理不尽な。
「完璧に理解しろ」なんて思っていない、ただ私の言う事にも耳を傾けて欲しい。
13人に1人がうつ病を経験する時代、ほんの少しでいい、正しい知識を身につけようとして欲しい。