リバーさんの実状
私は薄々気づいていた。
リバーさん、本当は全然好かれてないのでは?
何というか、リーダーなのに慕われている感があまりないのだ。
仮説が次第に確信に変わっていく。
あからさまではないものの、結構みんなぼやいている。
私は「怒笑(どしょう)」というオリジナル熟語を考案した。
イメージとしては、竹中直人の「笑いながら怒る人」に近い。
笑いながら小声で「聞いてねぇよ・・・」とつぶやく。
そうやって怒笑してストレスを発散するのが、デフォルトの様だ。
どんな役回りであっても、チームにいる限り何かしら食らっている。
通称・巻き込み事故。
席替えの際は、誰もがそれとなく隣になるのを嫌がった。
表向きは素直に従っていても、「めんどくさいからなるべく関わりたくない」が本音なのだろう。
そして、私的には何といってもケチなのが致命的だ。
給料いいんだから金払いは良くあれ!
昼飯そっちから声かけといて、毎回一切金払わねぇとかないからな。
証券会社だったらありえねぇからな。
どんな老害管理職も見栄だけはいっちょ前なんだから。
多少の忠誠心ならば金で買えるんだから!
あれ、何の話だっけ?