鬱が爆発した日⑧
ゴミ捨て作業が全て終わってデスクに戻ると、私が泣いているのは周知の事実となっていた。
様々な思いが混濁した、何とも言えない空気が充満していた。
そんな中、私はブレずに泣き続けた。
何とか泣きやもうとはしているのだが、どうしても涙が止まらない。
自分の意志とは無関係に落涙している様だった。
この涙は極めて生理現象に近い。
呼吸をする様にさめざめと泣いていた。
すると、遠くでサイドさんの声がした。
サイドさん:いくら何でも言い方がきつすぎませんか?
リバーさん:だって!適当に返事するから!
サイドさん:それも分かりますけど・・・・・・でも・・・・・・
サイドさんがフォローしてくれている。
味方はたくさんいたのだ。
私はその人達に最後まで心を開けなかった。
そして一人で潰れていった。
よくいじめのポスターにある、「一人で悩まず誰かに相談しましょう」というあの文言。
あれが未だに出来ずにいる。
周囲を頼るという事が、一切身につかないまま大人になった。
それがどんなに重要なスキルなのか、鬱になるまで分からなかった。