鬱が爆発した日⑨
その後も遅々として仕事は進まなかった。
すっかり夜も更けた午後10時、朝来た時とほとんど状況が変わらず、「今日って本当にあった?」と思った。
涙腺のバルブが損壊して、蛇口から出る涙の量がずっと変わらない。
その上に浮かんだ目の腫れが、ぷっくり三日月型で何ともロマンチック。
でももうどうでもいい、全て終わったのだ。
パソコンの電源を切ろうとした瞬間、背後から声がした。
「Twitterやらずに帰る感じですか?」
リバーさんだった。
そうだ、この人は自分が正しいという確信があるから、何だって出来るのだ。
リバーさんの指示の元、マウスをひたすらクリックする。
この時初めて、暴力的な衝動が沸いた。
それはひたすら内部に向かっていた。
作業はいつの間にか終わっていた。
やっと終わった、全て終わった。
本当に長かった。
Twitterの仕事をせずに帰ろうとしたのには訳がある。
そう、あなたの言う通り、私には私の考えがあって行動しているのだ。
今、心に浮かんでいるのは一つだけ。
『今日中に自殺しよう』