会社を辞めた理由②
思えば復職してからの私には、これっぽっちの余裕もありませんでした。
平日はデッドラインギリギリに起床、髪も乾ききらないまま出勤。
そして帰るとそのまま風呂にも入らず寝支度。
睡眠導入剤を飲んでから眠りに落ちるまで超ダウナーになる為、ラジコで「アフター6ジャンクション」の18時台を聴きながら寝落ち。
休日になったとて外に出て何かしたいという気は一切起きず、家に引きこもり、ひたすら惰眠を貪る。
その繰り返しでした。
鬱屈した日々にイライラは増すばかり。
それはどんな治療をしても一向に改善しない鬱に対して、上手に仕事をこなせない自分に対して、ひいては鬱の引き金を引いたリバーさんに対して、前の会社のパワハラ女に対して、私に一切興味を持ってくれなかった母親に対して・・・被害妄想がどんどん膨らみ、抑えきれなくなるのです。
そしてそれを、旦那にぶつけてしまうのです。
八つ当たりです。
一番傷つけたくない人を傷つけてまで、続けなくちゃならない仕事って何だ?
プライドとか意地とか自己実現とか、そこまでして守るべきものか?
長らく熟考を重ねてきましたが、最後はあっさり答えが出ました。
会社を辞めようと。