マンガ『賭博破戒録 カイジ』を読んで今ある幸せを実感する
『最強伝説 黒沢』『賭博黙示録 カイジ』と順調に読破し、もはや福本伸行先生にどっぷりの私。
そして、ついにたどり着いた『賭博破戒録 カイジ』。
読み始めると、噂に聞いていた「地下労働施設」や「ペリカ」や「ハンチョウ」や「キンキンに冷えてやがる」や「殺人的なうまさだ」が次々と登場し、興奮が止まらなかった。
それにしても、地下労働施設での生活環境は想像以上に酷い。
ここにいる連中は、なぜこんなになるまで落ちぶれてしまったのか?
彼ら一人一人の人生を、スピンオフマンガで見てみたいぐらいだ。
地下労働施設での生活に比べれば、東京でのアパート暮らしはなんて快適なのだろう。
銭湯でゆっくり入浴出来るし、焼き鳥屋で焼き鳥もたらふく食べられるし、お店のビールはキンキンに冷えてやがるだろうし、カキピーもスーパーでパックのやつを買えば安いし・・・etc
カイジを読むと、自分に今ある幸せを実感する。
落ち込んだら下を見たっていいじゃないか、褒められた事ではないが。
そして誓う、無理なローンを組まない様にしようと。
リスキーな商売に手を出さない様にしようと。
それにしても、ハンチョウはあれほど大衆を熱狂させ、金を吐かせるゲームを考えられるのならば、どっかのIT企業でゲームアプリの企画とかやったらいいのにと思う。
後半の沼編では、学生時代にパチンコ店でバイトしていた経験が生きた(私自身はパチンコ打ちません)。
この沼編を読む為に、パチンコ店でバイトしていたのではないかとさえ思った。
人生どの経験が、どこで生きてくるか分からない。
それにしても、カイジはあれほどのデータ分析力、洞察力、瞬発力があるのならば、普通に株やったらいいのにと思う。
くだらぬ博打よりも、益が出るのは確実ではないか。
次は『賭博墜天録 カイジ』・・・と見せかけて、スピンオフの『1日外出録 ハンチョウ』に手を出そうかと。
だって、ハンチョウがシャバで何してるか、超気になるじゃないか。
カイジは今お腹いっぱい、私の体はハンチョウを求めている。