この鬱がすごい!

2018年重度のうつ病を発症。必死のリハビリも虚しく、社会からドロップアウト。神経性疾患多数あり。

マンガ『自分を好きになりたい。』をおすすめしたい

自己肯定感うんぬんについて書かれた作品を、これまでいくつか読んだ。
その中でも、わたなべぽん著『自己肯定感を上げるためにやってみたこと 自分を好きになりたい。』がすごく為になったのでおすすめしたい。

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あらすじ
幼少期のしんどい親子関係から自己肯定感が低くなってしまい、「自分が嫌い」という辛い感情を抱えて生きてきた著者・わたなべぽん
そんな状態から脱するために、自ら考えたり試したりしてきたことを克明に記した感涙エッセイ漫画。
~大人になった私が、心の中にいる「小さい自分」の"親になったつもり"で行動してみたら、私が私でいることがラクになってきました~

 

ぽん氏は作中、大人になった自分が、心の中にいる「小さい自分」の本音を"親になったつもり"で聞いてあげる事で徐々に心を癒し、自信を回復していく。
これは「インナーチャイルド・セラピー」という、れっきとした心理療法なのだとか。

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「小さい自分」とは、自分の本来の感情を象徴した子供のイメージ。
幼少期にとらわれて苦しみ続けている人は、この「小さい自分」を癒してあげると、本当にやりたかった事が思い出され、本来の自分を取り戻すことが出来るという。


私もこの本をきっかけに、過去の辛い出来事を思す時、その時の気持ちを小さい自分に具現化する様にしている。
そして、"親になったつもり"で「かわいそうに辛かったね」「あなたは悪くない」「頑張ったね」と慰めてあげている。

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また、ぽん氏が実践した「子供の頃にしたかったこと、親にしてほしかったことをして、小さな自分を喜ばせる」もやってみたい。
もう大人だから、やりたい事を自由にやれるはずなのに、小さな自分の「私ごときが・・・」でいつもブレーキをかけているのがもったいない。

 


<参考文献>
インナーチャイルドとは?専門家のやさしい説明」,<https://sorakumo.jp/report/archives/8>,2019年11月21日アクセス.