『トランポランド』で一生分のジャンプをする
先の心療内科受診日、主治医から「2週間ぐらい思い切って運動したら、鬱もだいぶ良くなるんじゃない?」とアドバイスされた。
"思い切って運動"という言葉を聞いて、なぜかテレビで見た『トランポランド』が頭に浮かんだ。
確か蒼井優が全面トランポリン張りの室内で、可愛くピョンピョン飛び跳ねていた。
恐らくそれを観てから私の中で、「気が済むまで思いきりジャンプしたい」という願望がひそかに疼いていたのだろう。
思えば幼少期、イトーヨーカドーの屋上にあった有料トランポリンを、「尺を取るから」という理由で一度もやらせてもらえなかった。
今こそ、己の財力で当時の無念を晴らそうではないか。
そんなこんなでやって来たのは、千葉県浦安市にある『トランポランド Tokyo bayside』。
トランポリンパーク・トランポランドは、トランポリンが初めての方、キッズ、女性、ファミリーまで、全ての方が楽しくジャンプできる施設作りを心がけております。
その上で、スポーツ好きの大人の方も楽しめるエリアもご用意していますので体操やチアリーディングはもちろんスキー・スノボ等エアリアルスポーツの練習にもご利用いただけます。
トランポリンの壁で囲まれたトランポランドのトランポリンは約1m下の地面まで落ちる事がありません。
安全なトランポランドであなたもトランポリン・デビューしてみませんか?
(公式HPより)
フロア面積1900㎡は圧巻だった。
ビッグトランポリンエリア、ダンクシュートエリア、ドッジボールエリア、ウォールエリア、ダイブエリア、エアバッグエリアetc・・・トランポリンってこんなにアトラクション性があったのか!
やる事がたくさんある!
私はすっかり童心に戻っていた。
さっそく、ビッグトランポリンエリアで体を慣らす。
5分で汗ダルマと化した。
そうだ、"跳ぶ"って全身運動だった。
寝込みがちなうつ病患者の筋肉には、だいぶ負荷が大きい。
それに、体重に比例して運動量が上がるスポーツなのだ。
浦安キッズ達と同じペースで跳んでたら、プレイ時間の1時間を待たずして死ぬ。
でもここで、休憩スペースに引き返すのは違う!
あんなにトランポリンに思い入れがあったじゃないか!
その後、私は何とか心を立て直し、飛んで・・・
飛んで・・・
飛んだのだった。
交通費と入場料の元を取る為にも。
プレイを終え、クタクタになった私は、「もう一生分ジャンプしたから、しばらくトランポリンはいいや」と思った。
2日後、両足を中心に猛烈な筋肉痛に襲われた。
私は『トランポランド』を思い出していた。
それはまるで、昔の恋人を懐かしむかのごとく。
また近いうちに行きたい。
今度は向かいの『大江戸温泉物語 浦安万華郷』とセットで。
トランポリン・パーク トランポランド