栄養士に呼び出しを食らう
初回の妊婦検診で、高血圧と急激な体重増加を指摘された。
改めて数値を見直すと、血圧は下80をゆうに超え、体重は妊娠11週目にして8キロ増だった。
はいダメー。
思い当たる節はいくらでもあった。
つわりが来てからの主食は、アイスとフルーツ、時々シュークリーム。
で、体調のいい時はここぞとばかりにラーメンをぶち込む。
つまり、糖分と塩分で己を癒してきたのだ。
体が悲鳴をあげるのも無理は無い。
そんな訳で初回にしていきなり、栄養士に呼び出しを食らうハメになった。
こちとらとんだ不良妊婦なので致し方ない。
更正を目指して、個人指導を受ける。
塩分は8g以下に抑えましょう、野菜は350gとりましょう、水分は1.5リットルとりましょう、カリウムをとって塩分を流しましょう、麺類の汁は必ず残しましょう・・・
栄養士の言う事はあまりにも正しかった。
正しくて、眩しかった。
私は自分の愚かしさを恥じた。
そして、食事に関するありがたいお話の最後に、とどめの一言が飛んだ。
栄養士:次回も体重が増えている様でしたら、教育入院になります。
事態は深刻だった。
デブすぎて入院・・・それだけは避けたい。
まさかこんなに早く追い込まれるとは・・・妊婦道は険しい。