メンヘラって呼ばないで
当方、「メンヘラ」と呼ばれる事に、とてつもなく違和感を感じる。
確かにうつ病を患っており、正真正銘病んではいるのだが、これじゃない感が凄い。
「メンヘラ風メイク」「ファッションメンヘラ」「メンヘラ可愛い」などと聞くと少しイラっとしてしまう。
本当に病んでいる人は身なりに気を遣わないし、ファッションとして偽れるほど気軽なものじゃないし、運動不足&栄養不足で可愛いはずもない。
それに、いわゆるメンヘラ女子の言動に共感する所がどこにもない。
彼女達にはメンヘラから脱却しようという姿勢が見えないのだ。
ちゃんとした医療機関を利用して、正しい治療を行っているのだろうか?
そんな事を考えていたある日、ハッと気が付いた。
「メンヘラ」って精神疾患ではなく、人格障害を指す言葉なんじゃないか?
当たっていた。
NHKの新感覚トークバラエティ『ねほりんぱほりん』の『「メンヘラ製造機」って何!?』という回に答えはあった。
精神科医の岡田尊司さん曰く、メンヘラは精神医学的に「不安型愛着スタイル」がほぼ相当するらしい。
明らかな精神疾患というよりも、精神的に不安定な状態を指すのだとか。
恋人や配偶者に依存したり、愛されたい気持ちが過剰に強いのが特徴らしい(境界性人格障害に近い?)。
やはり私は「メンヘラ」じゃなかった。
旦那に依存していないし、愛されたい気持ちも過剰ではない。
これからは「メンヘラ」呼ばわりされたら、「違います、大うつ病です。ゴリゴリの精神疾患です。精神疾患はメンヘラに非ず。」と胸を張って返そう。