一族の闇!消された親戚
私には長年不思議に思っている事がある。
親戚に九州のスーパー会計士こと、稼ぎすぎて年金もらえない系高齢者こと、「松おじちゃん」という人物がいる。
その長男である「吾郎君」の情報が不自然なまでに入ってこないのだ。
吾郎君が親戚の集まりに参加する事はまずない。
祖父の葬式にも、当然の様に不参加だった。
何となく、話題に出すのもタブーにされている感じだ。
吾郎君に最後に会ったのは25年前、松おじちゃん宅に遊びに行った時だった。
子供ながら心配になるぐらいオドオドしていて、引きこもりがちだった。
「吾郎君が浪人中だ」という最後の情報が入ったのはその数年後、そこからパッタリだ。
ちなみに松おじちゃんの長女「松姉」は、大学在学中に会計士資格を取った才女。
いずれ松おじちゃんの事務所を継ぐつもりかもしれない。
こちらの情報は、ガンガン入ってくる。
まるで最初から、子供は一人しかいなかったかの如く。
そうか、この一族では総合評価である一定の基準を満たしていないと、"いない者"として扱われるのか。
そうなると、私も来年辺り危ないかもしれない。
別にいいけど。