10年後の自分をイメージする
鬱にかかって間もない頃、主治医から「どうしてそんなに生き急いでるんだ」とよく言われた。
「まだまだ先は長いのだから、もっと長いスパンで人生計画を立てなさい」と。
そういえば昔から、将来の事を考えるのが苦手だった。
考えようとすると脳にモヤがかかって思考が中断される感じ。
その日一日を終えるのに精一杯で、将来の事を考えるエネルギーが残っていなかったのか。
はたまた、明るい未来が訪れる気がしないので、あえて考えない様にしていたのか。
しかし、そんな私にも変化が。
妊娠疑惑騒動があってから、将来の自分(10年後ぐらい)を積極的にイメージする様になったのだ。
「茶髪の弁護士時代の橋下徹似」から「大阪府知事時代の橋下徹似」になった旦那。
文筆業を細々と続け、中成功する私。
可愛い子供たちと猫二匹。
相変わらずつるんでいる仲間達。
次々と開花する才能。
お笑いのある素晴らしい世界。
最後まで自分の過ちを認めないまま死んでいった毒母。
巡り巡って転がり込んできた祖父の遺産。