毒親、ゴミ屋敷出るってよ④
母のマンション(ゴミ屋敷)ですべき事は、不用品処分だけではない。
同時並行で、私の荷物も整理して行かなければならない。
抗うつ薬をがっちり飲んでるとはいえ、かなりこたえる作業だった。
何度も投げ出しそうになった。
要も不要も、いっそまとめて捨てちまえと。
何とか気を取り直し、本とDVDの整理に取りかかる。
家に持ち帰るものと、ブックオフに売るものに分別する。
どれも今の私を作った大切な作品、本来なら全て持ち帰りたい所だが、思い切って大多数を手放した。
「読みたくなったら、また電子書籍で買えばいい」と自分に言い聞かせて。
これからは出来るだけ物を増やさず、すっきりと生活したい。
母の様にはなりたくない。
お笑いのDVDも泣く泣く手放した。
さようなら私の青春。
母からも、ブックオフに売って欲しい品をいくつか託されていた。
一時期どハマりしていたスピリチュアル系書籍、各種。
ア〇ウェイどハマり時代に買ったであろう、古いビジネス書。
本当に読んだのか?『子どもが育つ魔法の言葉』。
「分かち合うことを教えれば・・・」「誉めて上げれば・・・」「とげとげしい家庭で育つと・・・」「子どもを馬鹿にすると・・・」「親が正直であれば・・・」
これらの教えは、母の子育てを1ミクロンも変えなかった。
まさに馬の耳に念仏。