毒親、ゴミ屋敷出るってよ③
訳あって、母(毒親)が現マンション(ゴミ屋敷)を出る事になった。
母はホーダー、物が捨てられず、溜め込むだけ溜め込んで大事にしない。
にも関わらず、ちょっと捨てられただけで激昂する。
だから代わりに私が、片っ端から物を捨てようと決意した。
恐らくこれが最後の断捨離チャンス。
引っ越し予定日まであとわずか。
訪問2日目、鬱で弱った体に鞭を打ち、気力が続く限り不要品を捨て続ける。
郵便番号5桁時代の黄ばんだ封筒、既に処分した家電の取扱説明書、小学生時代に2ページだけ使ったノート、カッチカチのアラビックヤマトetc・・・
呆れて開いた口が塞がらない。
母よ、なぜ捨てない?
恐らく本人にも分からないんじゃないか?
「こういう病気だからしょうがない」と自分を納得させて、怒りを鎮めるしかない。
大量のラベルシールを捨てる。
大量の乾いたおしぼりを捨てる。
床の至る所に散らばったクッキングノート(?)を捨てる。
ふとダイニングテーブルに目を落とした。
そこには、1枚のメモが。
書かれた文言に戦慄した。
「使っていただける方がいらしたら、どうぞ」
いるかボケ!