この鬱がすごい!

2018年重度のうつ病を発症。必死のリハビリも虚しく、社会からドロップアウト。神経性疾患多数あり。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

徘徊する鬱

2018年5月23日の午後10時半、私は会社を出て夜の街をさまよっていた。目的は自殺に適した場所を見つける事。 少し歩くと、広めの公園を発見した。奥は薄暗く、完全に都会の死角となっていた。 ここならいいかもしれない、ちょうどあそこの幹がいい・・・死に場…

ラスボス・自殺願望

『今日中に自殺しよう』 2018年5月23日の午後10時、私の頭の中は自殺願望でいっぱいになった。パソコンの電源を切ると、そっと女子トイレの個室に入った。 ここにはもう誰も来ない・・・そう思うと安心してワンワン泣いた。声をあげて子供みたいに泣いた。 20分…

【近況報告】アップデートのお知らせ

もう既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが・・・先日、本ブログ「この鬱がすごい!」のアップデートを行いました! HTMLやCSSの知識は若干あるものの、正直かなり苦戦しました。そんなに難しい事やってないのにね。 もっと色々変えたいのですが、当方…

鬱が爆発した日⑨

その後も遅々として仕事は進まなかった。すっかり夜も更けた午後10時、朝来た時とほとんど状況が変わらず、「今日って本当にあった?」と思った。 涙腺のバルブが損壊して、蛇口から出る涙の量がずっと変わらない。その上に浮かんだ目の腫れが、ぷっくり三日…

鬱が爆発した日⑧

ゴミ捨て作業が全て終わってデスクに戻ると、私が泣いているのは周知の事実となっていた。 様々な思いが混濁した、何とも言えない空気が充満していた。そんな中、私はブレずに泣き続けた。 何とか泣きやもうとはしているのだが、どうしても涙が止まらない。…

鬱が爆発した日⑦

午後3時、私は会社で突然泣きはじめた。 次第に周りの社員が気づき始め、触れるに触れられない、何とも微妙な空気が漂った。トイレに行く際、すれ違う社員は私の赤い目に気づくと、分かりやすくギョッとした。 私は少しだけ安心していた。もうどうでもいい、…

鬱が爆発した日⑥

私が急に泣き出すと、リバーさんは少しだけ動揺した。「えっ」という吹き出しがいかにも似合いそうな表情だった。 私は小さい声で「すいませんでした」と言った。涙が蛇口をひねった様にじょろじょろと頬を流れ、止まらなかった。 とりあえず、引き出しに入…

鬱が爆発した日⑤

リバーさんが眼中から消え失せた後、私は何とか平静を取り戻し、仕事を再開した。脳みそはとうに極限を迎えていて、嘘かと思うほど処理能力が低い。 何とかしなきゃという焦りで、動作はせかせかしている。しかしパソコン画面の中では、フォルダーを開けては…