たんぱく質にすがる
2018年5月初旬、重めの鬱診断を受けた直後から、さっそくスマホで情報収集を始めた。
そこで、「鬱にはたんぱく質が効く!」というネット記事を発見した。
信憑性があるのか全くもって不明だが、当時の私はこれに賭けた。
翌日から毎日のようにライザップ監修のサラダチキンを購入し、仕事をしながら黙々と食べた。
この商品、スティック状でそのままでも食べやすい。
味もすっきりレモン風味でいい感じだ。
「ダイエットですか?」と聞かれても適当にスルーした。
こんなのにかまってる暇はない、私は闘っている。
早急に鬱を何とかしなければならないのだ。
気づけば食に対する興味は消え失せていた。
食べ物なんて不味くなければ何でもいい。
というか、そもそも食欲がない。
食事は最低限のエネルギー摂取。
毎日サラダチキンでも全く苦にならない。
むしろ選ぶ時間がなくなって合理的!
脳に負担がかからないからリフレッシュ!
毎日サラダチキンに、どれだけ効果があったかは分からない。
ただ私は完全に信じていたので、プラシーボ的な意味では効果があったのかもしれない。
思いこみの力って偉大だけど気味悪ぃ。