叔母を殺める夢
叔母を殺める夢をよく見る。
おおまかな流れは以下の通り。
まず、ひょんな事から叔母を踏みつぶして殺めてしまう。
焦った私は、その死体を誰にも見つからない山奥に埋める。
ここから急に、2年ほどの時が流れる。
親族は何の前触れもなく行方不明になった叔母を心配している。
何か少しでも手掛かりはないかと、懸命に捜索活動を続けている。
私はその様子を見て、「もう死んでて、遺体は山奥なのにな・・・」と思う。
次第に心が痛くなり、真実を告白してしまおうかと決意しかける。
しかし、すぐに冷静になる。
「本当の事を言ってしまえば、15年ほどの懲役を喰らうだろう。
せっかく手に入れた旦那との穏やかな日々はどうなる?
やっぱり時効まで隠し通そう。あと20年以上あるけど我慢だ。
あぁ、こんな面倒くさい事になるなら殺さなきゃ良かった!」
・・・と思った所で目が覚める。
昔から同じようなプロットの夢をよく見るので、展開にさして驚きはない。
「あーまたこのパターンね」ぐらいなもんだ。
しかし、ここのところ殺害対象がいつも叔母なので、妙だなと思う。
確かに、私にとって叔母は嫌な親戚の代表格。
だが、殺めてしまいたいと思う程の恨みはない。
もう幾夜となく殺めに殺めて、殺め飽きた。
そこで、夢占いで調べてみる事に。
すると、人を殺める夢は、相手から卒業・自立するという吉夢らしい。
死体を埋めて隠す夢は、さらに一歩数進んで、「もう二度と戻れなくてもいい」という決意表明なのだとか。
そうか、嫌だった親戚付き合いから、とうとう解放されるのか。
それなら、余裕をもってもう2~3体、叔母を殺めておきたい。