この鬱がすごい!

2018年重度のうつ病を発症。必死のリハビリも虚しく、社会からドロップアウト。神経性疾患多数あり。

マンガ『母を片付けたい』の分かりみが深い

実は先日、再び実家のゴミ屋敷に乗り込んできた。

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文房具や書籍など、細々としたものを取りに行く為だ。
もちろん屋敷の主こと母がいない時間帯を狙って。

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やっぱり、相変わらずやってんな。

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恐るべき事に、主(母)的にはこれでも定期的に片付けているつもりなのだ。


ただ、「片付けは断捨離を伴う」事を知らない為、主(母)の片付けは一時的に物をどこかに押し込んでいるに過ぎない。
故に、3日も経てば元通り。


物心ついた頃から、家は健やかに過ごせる状態になかった。
この辛さをゴミ屋敷育ちの同志と分かち合いたい。


そんな経緯で、高嶋あがさ著のマンガ『母を片づけたい~汚屋敷で育った私の自分育て直し~』を購入した。

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あらすじ
ゴミをためこむ汚屋敷母は、娘の心にもゴミをためる毒母だった!!
家は汚屋敷、ネグレクトで栄養失調の弟、娘への異常な執着やセクハラ・・・
そんな環境で育った作者が母と決別し、自分なりの片づけ方法を見つけるまで。
汚屋敷で育った作者も続けられる、片づけのヒントも満載!!


このマンガ、分かりみが深い(用法合ってますか?)。


まず、ゴミ屋敷の主あるある「まだ使えるじゃない!絶対捨てちゃダメ!」が炸裂した時点で、著者と強い仲間意識が芽生えた。
私も実家にいる際は、何とかばれずに不要なものを捨てようとチャレンジしてきたが、バレるとその度に激昂されるので、徐々にモチベーションを失っていった。


せめて中途半端な長さのひもを集めた「ひもボックス」は処分したかったが、それも叶わなかった。

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私の実家は、このマンガに出てくる様な「有機系」ではなく「無機系」だったのでまだマシだったのかもしれない。
ただ、冷蔵庫の中は賞味期限切れの食材が大半を占めていた為、「家で物を食べるのが怖い」については大いに共感した。


賞味期限が記されてない食材について、母に「これいつ買ったの?」と聞いた時の事。
「食べられるか食べられないかは自分で判断しなさい。それが生きる知恵なのよ!今の子は賞味期限を気にしすぎ!」と爆ギレされ、唖然とした。
以降、大事なイベントの前は、コンビニで食料を調達する様になった。

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「ホーダー(強迫性貯蔵症)」なる言葉も知れて良かった。
片づけられない、プラス異常な溜め込み、プラス捨てないだけで物を大事にない・・・やはり病的なものだったのかと。


このタイプ、現状これといった治療法がないらしい。
やはり、母が死ぬまで片づけは不可能という事か。
分かっちゃいたけど、軽く絶望。