夜驚症歴31年
前回書いた「眠れない」は鬱の初期症状の基本。
頭の片隅に知識もあったはず。
しかし、当時の私はこれも「疲れているんだな」で終わらせていた。
何か精神的な病気だなんて思いもしなかった(思いたくなかった)。
もともと幼少期から睡眠障害だからというのも、鬱の発見を遅らせた。
驚く事なかれ、私は夜驚症(やきょうしょう)歴31年の大ベテランなのだ。
ヤキョって、ヤキョって、ヤキョり倒してきた。
夜驚症とは夜中に突然叫び出す睡眠障害の一種。
寝言のヤバイやつで、本人に叫んでいたという自覚はない。
ただ私の場合、多少自覚がある。
自分の叫び声のあまりのうるささで目が覚めるからだ。
どんな言葉を叫んでいるか、その時どんな夢をみていたか、少しの間は覚えていられる。
もう一度寝て、朝に目が覚めた頃には忘れてしまうけれど。
叫んでいる時、夢の中の自分は基本的にイカっている。
「ふざけんな!」「いい加減にしろ!」「〇〇って言っただろ!」といった具合だ。
テンション的には豊〇議員に近い。
「違うだろ違うだろーーーっ!!!」なんて、いかにも私がヤキョりそうなワードだ。
wikipediaによると・・・
小学校入学前から小学校低学年の児童に見られる症状であり、高学年以上では稀である。
睡眠中枢が未成熟なために起こる症状であると考えられている。
小学校高学年って12歳ぐらいでしょ?
となると、私って小学25年生?
それなのに現役バリバリって、どんだけ睡眠中枢イカれてるんだよ。
実はこれを書いている今日も自分の叫び声で目が覚めた。
睡眠中枢よ、そろそろ成熟してくれ。