つまらない映画の効能
先日、自宅で旦那と某サメ映画を観た。
あまりにもつまらな過ぎて、途中から爆笑してしまった。
「どうしてサメ自ら罠の中に入るんだよ」「どういう原理で今電気流れたんだよ」「そもそもサメ、主人公に執着しすぎだろ」「これで伏線回収ってか?」「最後強引に家族愛持ち出して、いい話風に終わるなよ、人死んでんだぞ」
・・・などとハチャメチャにツッコんだ。
リラックスした楽しい時間だった。
これが映画館だったら、「金返せ!」「時間返せ!」だっただろうが。
超大作を観て、ああでもないこうでもない議論を戦わせるのもいい。
ただ今の私には、つまらない映画を観て、ここもダメあそこもダメと指摘しながら笑い飛ばす事も必要なのかもしれない。
そこには共感がある。
加えて、いい感じに感性が鈍るのもいい。
感性が研ぎ澄まされているのは基本いい事だと思うが、疲れるのも確か。
上野の美術館に行ったり、知る人ぞ知る個展に行ったり、壮大なスケールの小説を読むのもいい。
でもたまにはつまらない映画を観て、感性を意図的に鈍らせてみるのも、ありかもしれない。
そう、私に足りないのは鈍感力なのだから!
オマケに忍耐力もつく!