実家のゴミ屋敷からトイレットペーパーを盗むまでの全記録
我が家のトイレットペーパーが残り1ロール強となった。
依然として周囲のスーパー・ドラックストアに在庫はなく、心因性頻尿を患う私にとっては大変厳しい状況である。
まさか令和にもなってオイルショック現象が起こるとは、夢にも思わなかった。
「歴史に学べ」と社会の先生に習わなかったのだろうか。
やり場のない怒りを感じつつも、一件一件在庫があるか確認する日々が続いた。
そんな中ふと、"確実にトイレットペーパーがある場所"を思い出した。
実家のゴミ屋敷である。
昔から主(母)は物を何でも溜め込む習性があり、屋敷は常に備蓄庫状態なのだ。
物を捨てる事を極端に嫌がる一方で、余り物・貰い物をやたら持ち帰って来る。
そうやって溜め込んだあらゆる物品は、部屋中にとっ散らかる。
主(母)に片付ける能力は無く、なぜか本人にその自覚がない。
要するに逆コンマリなのだ。
私の記憶では、トイレットペーパーも突っ張り棒で作った即席の棚が崩れるほど溜め込んでいたはずだ。
尚、主(母)は毒親という一面もある為、留守を狙って屋敷に突入する。
3月某日の昼過ぎ、屋敷の前に到着。
一応チャイムを押し、主(母)がいない事を確認して、いざ突入!
おお、相変わらずやってんな。
こういう中途半端な長さのひもとか、とっといてどうするのだろう?
さっさと焼却してしまいたい。
久しぶりのゴミ屋敷に若干のめまいを感じつつも、何とか気を取り直してトイレットペーパーの捜索活動を開始する。
すると程なくして、トイレ・弟の部屋から27ロールのトイレットペーパーが発見された。
この中から、ありがたく8ロール頂戴する事とした。
ついでにティシュ箱も15箱発見された(恐らく探せばもっと出てくる)。
こちらもありがたく5箱頂戴した。
こうして、我が家のトイレットペーパー不足(及びティッシュペーパー不足)は無事解決した。
初めて実家がゴミ屋敷で良かったと思った。