母(毒親)の「薬は害」信仰
母は昔から「薬は害なので飲まない方がいい。自然治癒が望ましい。」なる考えを持っている。
もちろん科学的根拠はなく、ただの強固な思い込みである。
さらに「痛みは神からの試練。逃げずに自力で乗り越えるべき。」なるマザーテレサ的なイカれた信念も持ち合わせている。
恐らく、中途半端なクリスチャン教育の害悪なのだろうと思う(キリスト教自体を悪く言っている訳ではございません)。
その為、幼少期から体調が悪くても、薬を飲ませてもらえない事が多かった。
運良く飲ませてもらえた際も、「本当は飲まない方がいいんだからね。」と鬼の形相で念を押された。
ちなみに生理痛の鎮痛剤は、母に隠れて飲んでいた。
母曰く、「女性は子供を産む時の準備として、痛みに慣れておくべき。生理痛はその為に存在する。」との事。
しかし日常生活に支障が出る程の激痛には耐えられず、あえなく薬に頼る事に。
確か15歳ぐらいの頃だったと思う。
あの罪悪感は今も忘れない。
そんな母なので、私が鬱の薬(抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入薬)を飲む事も当然良く思っていない。
ある日「薬を飲んでいるから治らない。薬さえやめれば元気になる。」と高らかに宣言し、全処方薬を没収しようとした時は焦った。
症状が悪化して私が最悪のエンディングを迎えたら、どう責任を取るつもりだったのだろうか。
その後も事あるごとに服薬中の私を睨みつけ、「薬やめなさい」を呪文の様に繰り返す。
自分の高血圧の薬はガンガン飲むくせに。
全国の薬剤師・製薬会社の皆さん、フルボッコして下さい。