ハガキ職人時代に学んだ事
ハガキ職人時代に学んだ事、それは・・・
面白いものを作るには、死ぬほど頭を使わなければいけない!
考えて、考えて、考えぬかなければ、ライバルを出し抜けない!
という事。
ただ単に受けが良さそうだからと、この要素を入れて、この要素も入れて、型にはめ込んでハイ完成☆では人の心は動かない。
加えて・・・
プロの芸人はやっぱり凄い!
という事も思い知らされた。
生身で舞台に立って、客を前にネタを披露するなんて想像するだに恐ろしい。
ハガキ職人には基本リスクがない。
お金が発生していないから、自分のネタに責任を持つ必要がない。
プロを目指している訳じゃないから、ダメ出しされない。
身の上を明かしていないから、生活に支障がない。
送信ボタンを押したら任務完了。
後は、プロがネタを選定してくれて、上手いこと読んでくれて、面白おかしく広げてくれて、笑ってくれて、褒めてくれて、おまけにノベルティまで送ってもらえる。
至れり尽くせりじゃないか。
ハガキ職人なんて所詮そんなもん。
それに比べてプロの芸人は、大衆の前で常に面白さを要求される。
なんと過酷な。
畏敬の念を禁じ得ない。