この鬱がすごい!

2018年重度のうつ病を発症。必死のリハビリも虚しく、社会からドロップアウト。神経性疾患多数あり。

私の正体はエンパスなのか?

最近巷でよく聞く"HSP"(highly sensitive person=繊細過ぎる人)という概念。
自分も当てはまるのではと思い、HSP関連の書籍を読んでみるも、いまいちしっくりと来ず。

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そんな中、いつもの様に書店パトロールをしていると、一冊の書籍に出会った。
それがこちら、ジュディス・オルロフ著『LAの人気精神科医が教える共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本』である。

 

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内容紹介
あなたも人の気持ちがわかりすぎて疲れてしまう繊細なタイプではありませんか?
このような共感力の高い体質を「エンパス」といいます。
人の気持ちがわからないサイコパスと真逆の存在です。
エンパスは5人に1人いるといわれ、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)とも近い存在です。
エンパス体質の人は、その敏感さ繊細さゆえに、仕事、恋愛、結婚、子育て、人間関係や健康面でも、人生においてさまざまな場面で影響を受けます。
いろいろな感情をスポンジのように吸収してしまうエンパスの人たちは、まわりのストレスも喜びも吸収してしまいます。
このため、しばしば過剰な刺激に打ちひしがれ、疲労困憊し感覚に負荷がかかりすぎた状態となりやすいのです。
しかし、この共感性を上手くコントロールできれば受けられる恩恵もたくさんある、と著者は主張します。
本書では、自らエンパス体質であり、医師として20年以上、感受性の高い人々の診療経験を積んできた著者が、困難を克服するために開発した特別な戦略を伝授。
バランスがとれ活力がみなぎる幸せなエンパスとなるために、各場面に応じた心構えや方法論をわかりやすく解説します。
本書は、日本で初めてのエンパスのためのガイドブックとなる一冊です。 

 
初めて知る"エンパス"なる概念。
"共感性が高すぎる人"を意味しており、HSPと性質が被っている部分もあるが、別個のものらしい。

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最も興味を引かれたのは、「エンパスはサイコパスと真逆の存在である」という点。
何となくサイコパスの真逆はHSPだと思っていたが、違った様だ。


私はここ数年、断続的にサイコパス関連の書籍を読んできた。
というのも、「サイコパス傾向のある人に、いつもいい様に使われる」という自覚があるからだ。


知識を深めれば深める程、「自分はサイコパスと真逆の性質を持っている」と感じ、だからこそ餌食にされ易いのだと推測している。
となると、私の正体はエンパスなのか?・・・


さっそく本書を購入し、読んでみると、もう腑に落ちまくり。
チェックリスト、ほぼ全部当てはまった。

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そうなんだよ!
人の苦しみも悲しみも、自分事の様に感じてしまって辛いんだよ!


共感性なんて無くしてしまえば楽なんだけど、そうなるともう、自分が自分じゃ無くなってしまう気がして怖いんだよ!

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よく当たる占い師に話を聞いてもらっている様で、涙が出た。
ジュディス・オルロフ氏曰く、トレーニング次第で、高い共感性を維持しながらでも、自分の心は守れるとの事。


本書では、そのトレーニング方法が、具体的にいくつか紹介されている。
中でも、「素足を地面につけ、新鮮な空気を吹い、体内からネガティブなエネルギーを追い出す」は、すぐにでも実践したいと感じた。

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理由は分からないが、私には昔から「裸足で外に出たい」願望があるのだ。
とはいえ、近所の公園で大々的に裸足になると、近所の子供達に不審者扱いされること必至。
場と時間をわきまえて、こっそりトレーニングを積みたい。


本書に記載されている情報の中には、スピリチュアル寄りのものも多く散見される為、正直飲み込みづらい部分もあった。


それでも、現在刊行されている数少ないエンパス関連の書籍であり、堅苦しくない内容なので、心当たりのある方は入門書として手にとってはいかがだろうか。