ティッシュペーパー買占め犯に遭遇した
先日、実家のゴミ屋敷からトイレットペーパー、及びティッシュペーパーを強奪した。
私の勇気ある行動のおかげで、我が家の物不足は無事解決した。
やっと平穏な日々が戻ってきた。
ここ数日間、いつもどこかに「早く見つけて買わなくては」という緊張感があった。
もう、「在庫ないと思うけど一応ティッシュコーナーを確認する」作業をしなくていいなんて!
足取り軽くスーパーに立ち寄ると、通路を塞いで会話しているジジイとババアに遭遇した。
ババア:あらー、ここもティッシュないのね。
ジジイ:そうだよー、今はどこ行ったってないよ。
ジジイの言う通りだ。
今は血眼になって探しても消耗するだけだ。
在庫に余裕のある知人から分けてもらうか、ゴミ屋敷から強奪するかして、供給されるのを待つのが得策だと思われる。
・・・と次の瞬間、ババアの口から衝撃の発言が。
ババア:この前スーパーにちょうどティッシュが入っててね、棚の端から端まで全部買ってやったわよ。2500円分。
私も不安でしょうがなくてね。ティッシュって腐らないから、余ったやつは家に置いとけばいいじゃない?いくらあったっていい訳よ。
犯人はお前だったのか。
どおりでこの近辺、壊滅状態だった訳だ。
しかしまぁ、ここまで「自分が良ければそれでいい」思考が徹底した人間がいるとは。
コイツには"他者"という概念がないのかもしれない。
自分がした行動がどれだけ迷惑をかけるかなんて、想像が及ばないのだろう。
だから一切悪びれる様子はない。
さらに恐ろしい事実に、皆様お気づきだろうか。
ババアは、これまでの愚行に飽き足らず、このスーパーでもティッシュを追加購入しようとしているのだ。
何でそんなにティッシュが必要なんだ!
極度の花粉症で1リットル鼻水を垂れ流すのか?
極度の頻尿で一日50回トイレに行くのか?
盛大に液体をこぼす予定があるのか?
ババアの暴走を止めるのはジジイしかいない。
さぁジジイ、バシッと決めてくれ。
ジジイ:あんまり買いだめするのは良くないよ。ティッシュは腐らないって言ったって、湿気で雑菌が繁殖する事があるからね。
そこじゃない!
もう、バカばっか!
やめさせてもらうわ!