この鬱がすごい!

2018年重度のうつ病を発症。必死のリハビリも虚しく、社会からドロップアウト。神経性疾患多数あり。

コロナの影響?買い物が出来ない体になっていた

緊急事態宣言、及び休業要請が全面解除されたのに伴い、久しぶりに大きめの街に出た。


給付金も入る事だし、たまには思う存分欲しい物を買おうと意気込んだ。
なのにいざ店に入ると、どうにも買い物が出来ない。

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自分が何を欲しているのか分からない。
どれも欲しいようで欲しくない。


今まで築き上げてきた倹約志向、鬱による物欲低下、さらにはコロナ禍で生まれたミニマム生活への憧れ、それを賛美する世の流れ、実際何も買い足さなくても充実した生活が送れたという経験、これらが合わさって物を買う事を体が拒否している感じがした。


物欲がなくなったわけではない、欲しいものはこの街に溢れているはずだ。
しかし、自分が自分の物欲を殺しにかかる。
ついつい「買わない理由」を探してしまう。

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買いたい物はあるはずなのに、買えない。
欲求不満が、入り組んだ精神構造で解消されない。


あてもなく街をさまよう内に、時間ばかりが過ぎて、体調がきつくなってきた。
何でこんなに苦しい思いをして、買い物をしなければいけないのか。

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自問自答の末、謎の怒りが湧いてきた。
ここまで来て何も買わないなんてどうかしている。


意を決して輸入雑貨店に入り、やけくそでリップ3本、合計4,200円分を購入して逃げるように街を後にした。


これからもしばらくマスク生活は続き、唇周りの化粧品を買っても意味がないと気づいたのは、家に帰ってからだった。